ラスト5
日本で働くということ。
今まで訪れた国は11ヵ国。
世界中にある国のわずか5%ほど。
死ぬまでに全ての国を訪れる事は不可能だろう。
きっと日本は素晴らしい国だ。
清潔で礼儀正しく自由な国だと思う。
自分の意思さえぶれずに生きていれば、ある程度の目標はかなうだろう。
制度は自由だと考える。
しかし日本で生活していて自由だと感じない。
それは皆が同じということを求める社会だからだ。
良く言えば整合性が取れていて、何も考えずとも社会に組み込まれていてればある程度保障される。
しかし問題は、この社会は異質を嫌がる。
また失敗を許容しない社会。
そのため制度は自由だが生き方の選択肢は少ない。
きちんと同じ会社で勤めあげる事が最良の人生。
自分と違う価値観には過剰に反応し攻撃的になる。
しかし全ての日本人がこの社会に適応出来るわけではない。人間はひとりひとり違うからだ。
もし日本で適応出来なくても世界に飛び出せばいい。
世界に飛び出せば様々な価値観がある。
また日本人は世界中に行くことが出来る。
もし途上国の人が日本で働こうと思ったらとんでもないエリートしか難しいだろう。
しかし日本人はエリートでなくても海外に働き口はたくさんある。これは日本人の特権だ。
もし日本が合わなければ世界に飛び出し生活する国に貢献すればいい。
先進国の人間が途上国で働くということは途上国の仕事を奪う事でもある。
僕を受け入れたベトナムに感謝しベトナムに貢献できるよう一生懸命やること。
それが僕に出来るベトナムへの恩返しだろう。