ラスト3

京都で親戚周り。

久々の京都は何故か大陸のような雰囲気を感じる。

1000年京の余裕だろうか。

一泊二日の日程で親戚に挨拶。

宇治にも親戚がいるため平成の大改修を終えた平等院鳳凰堂に。

綺麗になったものの新築感が満載で歴史を感じなくなった。

また何十年たつといい味が出るのだろう。

ラスト4

ベトナム渡航一週間を切る。

自分なりに覚悟を決めたつもりだが不安が強くなる。

何が怖いのかわからない。

しかし、年を重ねると不安に慣れてくるものだ。

若い時、どんどん挑戦出来る人は怖いものはないと思っていた。

しかし本心はみんな怖かったのだろう。

その人達が恐れをどうやって克服したのかはわからない。 


僕は怖さを受け入れることにしている。

新しい事を始めるとき恐いと思うのは当たり前だからだ。

不安があるこそ慎重になり失敗も減る。

怖さは生き抜くために必要な感情だ。


怖さを克服する方法。


逃げないでやり過ごす。

やり過ごすと言うことは自然と前に進んでいるということだ。

すると徐々に怖くなくなる。

恐いと思ったり出来ないと思い込んだものがいざやってみると意外と大したことないと感じる事は多々ある。

歳を重ねると人生が楽しくなる。

なぜなら若いときより自分を知り感情をコントロール出来るからだ。

他人をコントロールすることは非常に難しく大変な労力が必要だが自分の感情はコントロール可能だ。

他人に介入せずコントロール可能な自分を前向きに持っていく。

これも一つの人生を楽しむ秘訣ではないだろうか。

ラスト5

日本で働くということ。

今まで訪れた国は11ヵ国。
世界中にある国のわずか5%ほど。

死ぬまでに全ての国を訪れる事は不可能だろう。

きっと日本は素晴らしい国だ。
清潔で礼儀正しく自由な国だと思う。

自分の意思さえぶれずに生きていれば、ある程度の目標はかなうだろう。

制度は自由だと考える。
しかし日本で生活していて自由だと感じない。

それは皆が同じということを求める社会だからだ。
良く言えば整合性が取れていて、何も考えずとも社会に組み込まれていてればある程度保障される。

しかし問題は、この社会は異質を嫌がる。
また失敗を許容しない社会。

そのため制度は自由だが生き方の選択肢は少ない。
きちんと同じ会社で勤めあげる事が最良の人生。


自分と違う価値観には過剰に反応し攻撃的になる。


しかし全ての日本人がこの社会に適応出来るわけではない。人間はひとりひとり違うからだ。

もし日本で適応出来なくても世界に飛び出せばいい。
世界に飛び出せば様々な価値観がある。
また日本人は世界中に行くことが出来る。

もし途上国の人が日本で働こうと思ったらとんでもないエリートしか難しいだろう。


しかし日本人はエリートでなくても海外に働き口はたくさんある。これは日本人の特権だ。


もし日本が合わなければ世界に飛び出し生活する国に貢献すればいい。


先進国の人間が途上国で働くということは途上国の仕事を奪う事でもある。


僕を受け入れたベトナムに感謝しベトナムに貢献できるよう一生懸命やること。

それが僕に出来るベトナムへの恩返しだろう。

ラスト6

正式赴任前に日本でも営業活動をしている。

 

というのも先月ハノイに初めて行き就職先に挨拶に行ったこところ、東京に戻ったら少し営業すればと社長に言われたからだ。

 

東京へ戻り、飛び込みやテレアポするほど気合いも入らない。

営業するとすれば知人をあたって紹介をもらうしかない。

 

東京では適度に営業し、ハノイでは赴任後に約700社ある日系企業に全部飛び込みしよう、何でもやろう!と覚悟を決める。

 

覚悟を決めると人生は開ける。

帰国後、父や知人の紹介を受けとんでもない複数の大企業のトップ経由での紹介をもらう。

 

謙虚に奢らず、誠心誠意を心がけ取り組めばきっとハノイでも仕事はうまく行くだろう。

 

覚悟を決めると道が開ける。

その他に人生を豊かにする生き方があると感じる。

 

それは自分の為に生きないことだ。

他者への貢献を第一に考えると人生は豊かになる。

 

神様ではないから、全ての人にそれをすることはまだ難しい。しかし心がけて生きていると他者に貢献した分、自分に帰ってくるのだ。

 

以前は貢献させてもらった相手から帰ってくると思っていた。

しかしどうやら違うらしい。まったく関係のないところから自分に帰ってくる。

 

それがわかると他人に見返りを求めなくなる。

いつか自分に帰ってくると信じられるからだ。

 

今だけこう感じるのだろうか?

 

ハノイでも謙虚、素直、誠実、感謝を忘れず精進すれば素晴らしい生活が僕を迎えてくれるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベトナム渡航一週間前

2017年1月から海外就職を始めて遂に来週ベトナムに引っ越すことに。

 

昨年3月マレーシア旅行中にふと海外で働いてみようと思う。

 

実際に海外で働くことは可能なのか?

年齢も40を越えているのに仕事はあるのか?

 

そんな不安を抱えながら英語を独学で勉強し、年が明けて実際に就職活動を開始。

 

どうやら日系企業の現地採用と言う枠があるらしい。。。

 

駐在員は人件費がかかるので経費を抑えたいが日本人を雇いたい。

 

その両方をかなえるために日本人を安い給料で雇うシステム。

 

しかし物価の安い東南アジアでは十分で、日本で派遣で働くのと変わらない金額。

 

一気に海外就職が身近になった。

問題は40を越えた自分に職があるか?

 

ある海外就職に強いコンサル会社経由で東南アジア5ヵ国、マレーシア、タイ、ベトナムインドネシア、インドに履歴書、職務経歴書を送る。

 

10数社の現地日系人材紹介会社に登録し面談。

とりあえず自分の職歴で紹介は可能とのこと。

 

国毎に数は違うが合計で40社ほど紹介された。

日本ではおそらく転職不可能な大手企業ばかり。

日本で転職するのがばがばかしく思う。

 

一つ懸念はなぜ海外で日本の企業で働かなければならないのか?

 

英語も未熟、海外勤務経験ないからしょうがない。

数年働いて外資または現地企業に転職しよう。

 

日本企業数社とSkypeで面接。

10分ほどで終わる。

当然不採用。

またSkypeなのにスーツ着用に疑問を感じる。

現地での二次面接では暑い東南アジアでもスーツで望まなければいけないらしい。

この時点で日系企業で働くことに疑問を感じる。

 

考えた末、ローカル企業への就職を第一に考える。

その時点で紹介された現地企業は三社。

 

その中の一社は他の人材紹介会社経由で決まり応募打ちきり。

その後新たに紹介された現地企業から内定を獲得。

 

内定後。

VISA取得に必要な書類も揃える。

先月渡航し会社に提出、社長に挨拶、名刺も貰う。

東京に戻ってから知人の紹介から営業活動を少し行う。

同時に会社のメアドも開設される。

 

正式赴任前に訪問先をかなり強い紹介で数社獲得。

先日ベトナム入国監理局より招聘状も発行される。

 

毎日、友人、知人にお別れの挨拶。

そんな風に過ごしながら渡航まで一週間。

期待と不安で複雑な日々を過ごす。